目次
大好きな愛猫には安全で美味しい猫缶を与えたい
子猫の頃に迎え入れた場合、猫との付き合いは15年以上になることもあります。大切な家族である猫には、できればいつまでも元気で長生きしてほしいと思いますよね。
そんな大好きな愛猫に健康でいてもらうには、毎日の食事で適切な栄養をバランスよく摂取する必要があります。しかし、販売されている猫缶には添加物が入っていたり、原材料が不明瞭だったりなど安全性に疑問がある猫缶もあります。
しっかりと知識をつけて、安全性の高い猫缶を与えて元気で過ごしてもらいたいですね。この記事では猫缶を徹底調査し、安全性と栄養バランスの良い猫缶を紹介します。
猫缶の有名メーカー・ブランド

モンプチ | ニュートロ | 黒缶 | ナチュラルバランス | FORZA10 | ヒルズ |
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商品のバラエティが豊富で、市販でもネット通販でも購入しやすいブランド | アメリカの会社が作る自然素材にこだわったフードを販売するブランド | 赤身魚にこだわるロングセラーの猫缶ブランド | 無添加・グレインフリーのフードにこだわるブランド | 厳しい基準をいくつもクリアした安全性の高いブランド | 療法食の販売以外にもバリエーションが豊富なブランド |
猫缶を販売するブランドはたくさんあり、その中でも店頭販売で良く見かけるのが黒缶・モンプチ・ヒルズです。最近はナチュラルフードの人気が高くなってきて、ニュートロやナチュラルバランスも店頭で見かけることが増えました。
店頭販売があるブランドのものほど、安く購入できて手が出しやすいです。安全性や材料にこだわりが強いものは価格が高くなりますが、安心感がありますね。
ラインナップが豊富なので、猫の好きな味や味のバリエーションが多いものを選ぶと毎日の食事が楽しくなります。
猫缶のおすすめ人気ランキング12選
ランキング上位になっているのは、安全性の項目の評価が高いものが多いです。価格は100円を切るものから、400円以上の高級なものまであります。
猫缶は毎食与える必要はありませんが、それでも価格が高すぎるものは経済的負担が大きいです。栄養や安全性とのバランスの他に与える頻度を考えると予算が組みやすいですね。
いろいろな選び方がありますが、一番大切なのは猫がしっかりと食べるかどうかです。健康維持に食事は不可欠なので、食いつきの良さは最も重要なポイントと言えます。
1位.ナチュラルバランス キャットフード ダック&グリンピースフォーミュラ
編集部おすすめ商品 | ||
【クーポン配布中】ナチュラルバランス(Natural Balance)キャットフード ダック&グリンピースフォーミュラ(アレルギー症対応食)缶詰 85g(3オンス) ウェットフード・猫缶・缶詰 成猫・高齢猫・子猫・(全猫種・全年齢対応)
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原材料の安全性で選ぶ | 米国肉類検査サービスで管理された食肉を使用・人工添加物/保存料不使用 | |
生産工程の安全性で選ぶ | 複数の検査をクリア・日本分析センターでも分析 | |
機能性の高さで選ぶ | 皮膚被毛の健康維持・免疫力のサポート | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質9%・AAFCOの基準をクリア | |
対象年齢の幅で選ぶ | 全年齢対応 | |
価格で選ぶ | 340円 |
ペットフードの安全性にこだわった品質の高い猫缶
無添加・グレインフリーを日本に広めたブランドとしても知られるナチュラルバランスは、品質の安全に関する検査を何度も行っており、安心して与えることができるます。材料もオールナチュラルのものを使用しており、愛猫家からの人気が高いことで知られています。
価格はやや高いフードですが、栄養バランスや安全性を考えると試してみたい猫缶です。全年齢対応で味のバリエーションもあり、飽きなければずっと与えられるのもメリットです。
ナチュラルバランス キャットフード ダック&グリンピースフォーミュラの良い口コミ

40代パート
穀物アレルギーの猫用
穀物アレルギーで食べられるものが少ないので、毎回ナチュラルバランスです。食いつきも良好だから、長く続けられそうです。
ナチュラルバランスは全種類のフードが穀物の入っていないグレインフリーです。猫は食材の中でも穀物にアレルギー反応を起こすことが多いです。そのため、穀物を使用しないフードはアレルギーのリスクが少ないとされています。
食物アレルギーがあるか分からない猫でも、グレインフリーのフードなら安心して与えられますね。パテタイプで柔らかく食べやすい食感や、フードで使用されることの少ない良質なタンパク質を摂取できるダックが主原料なのも食いつきが良い理由です。
ナチュラルバランス キャットフード ダック&グリンピースフォーミュラの悪い口コミ

30代主婦
他の味なら食べる
ナチュラルバランスの他の味は食べますが、これは食べません。グリンピースが苦手なのでしょうか。高いからもったいないですね。
ナチュラルバランスの缶詰は5種類販売されています。グリンピースが入っているものは2種類なので、主原料によって味の好みが変わるわけではないということであればグリンピースが原因かもしれません。
グリンピースは食物繊維やミネラル類なども豊富で栄養が非常に優れています。しかし、他の味に関しても別の食材で同じような栄養がとれるように計算されているので、好みの味のものを与えると良いですね。
2位.ニュートロ デイリーディッシュ 成猫用 チキン グルメ仕立てのパテタイプ
編集部おすすめ商品 | ||
原材料の安全性で選ぶ | 人工添加物/保存料不使用・厳選自然素材 | |
生産工程の安全性で選ぶ | 製造から販売まで自社で一括管理 | |
機能性の高さで選ぶ | 皮膚被毛の健康維持 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質11.5%以上・AAFCOの基準をクリア | |
対象年齢の幅で選ぶ | 成猫用 | |
価格で選ぶ | 180円 |
コスパ・安全性・栄養のバランスが整った猫缶
ニュートロは材料にも基準を設けており、その基準をクリアした材料のみを使用しているため原材料の安全性が高い猫缶です。製造段階でも細かい基準があることや、日本への輸送ルートも限定して温度管理をするなど安全に関して徹底しています。
タンパク質11.5%と高タンパク質なフードで、AAFCOの総合栄養食としての基準をクリアしており、栄養バランスが整っていることがわかります。
オメガ3と6を配合したことで皮膚被毛の健康維持も期待出来て、こだわりの強さのわりに価格が安いのも人気の理由です。
ニュートロ デイリーディッシュ 成猫用 チキン グルメ仕立てのパテタイプの良い口コミ

50代主婦
薬が飲ませやすいです
毎回薬を飲ませるのに苦戦していましたが、オブラートに包んでこのフードに隠したらすんなり飲んでくれました。フードもしっかり完食して満足そうです。
ニュートロはパテタイプの販売があるので、薬を飲ませるにも便利です。味の変化に敏感な猫の場合は、オブラートに包んだ方がバレにくいですが、粉末ならそのまま混ぜてあげても食べる場合があります。
体調が悪いときは特に脱水を起こしやすいため、薬を飲むと同時に水分を摂取してくれると嬉しいですね。パテタイプは口腔内のトラブルで痛みがある場合でも食べやすくおすすめです。
ドライフードのトッピングにしても均等に混ざりやすく、飽きて食べなくなったドライフードも食べてくれる場合があります。
ニュートロ デイリーディッシュ 成猫用 チキン グルメ仕立てのパテタイプの悪い口コミ

40代会社員
歯磨き必須です
味自体は大好きで用意していると催促されるくらいなのですが、歯にくっつきやすく歯磨きを毎回しないといけないのが大変です。それでも猫が気に入っているのであげています。
ウェットフードの中でも、パテタイプは特に食べカスが歯に付着しやすいです。歯磨きが嫌いな猫の場合は、もう少しつきにくいものに変えてあげる方が良いですね。ニュートロはざく切りタイプの販売もあります。食いつきが同じならざく切りにするのがおすすめです。
食感自体パテタイプがお気に入りというのであれば、歯磨きができるおやつやおもちゃを使って、なるべく食べカスを残さないように工夫しましょう。
3位.アボ・ダーム キャット セレクトカット ツナ&カニ缶
編集部おすすめ商品 | ||
原材料の安全性で選ぶ | 人工添加物/保存料不使用・高品質な材料を使用 | |
生産工程の安全性で選ぶ | 工場の紹介はあるが、規格基準は不明 | |
機能性の高さで選ぶ | 低マグネシウム・皮膚被毛の健康維持 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質10%以上・AAFCOの基準をクリア | |
対象年齢の幅で選ぶ | オールステージ | |
価格で選ぶ | 232円 |
森のバター・アボカドを使用した栄養価の高い猫缶
アボダームを製造するブリーダーズチョイス社は、もともとペットのスキンケアを目的とした商品を製造していました。アボカドに目をつけた開発者が、アボカドの毒素となる部分以外を使用して、アボカドの高い栄養だけを摂取できるようなフードを開発しました。
アボカドには不飽和脂肪酸が多いので、皮膚被毛の健康維持はもちろん、お腹の調子を整えたり免疫力アップにもつながります。
オールステージに対応しており、栄養バランスはアメリカの基準であるAAFCOを満たした猫缶です。
アボ・ダーム キャット セレクトカット ツナ&カニ缶の良い口コミ

30代会社員
老猫でも食べます
とろみのあるスープがかかっていて、ほとんど歯のない老猫でも食べやすいようです。柔らかいツナのブロックが入っていますが、食べにくそうでも少しほぐせば食べられます。
オールステージに対応しており、シニア猫でも与えられるのがアボダームのメリットです。もともとウェットフードは水分量が多いですが、この猫缶はとろみのあるスープがかかっているため、さらに水分量は多めです。
食欲が落ちていたり、口腔内にトラブルがある猫であっても食べやすいのが良いですね。栄養バランスも整っている総合栄養食なので、食の細くなったシニア猫でも栄養バランスが崩れないです。
シニア猫は特に脱水しやすいため、水分量の多い猫缶がおすすめです。
アボ・ダーム キャット セレクトカット ツナ&カニ缶の悪い口コミ

30代主婦
食いつきが良くなかったです
スープがかかっていて美味しそうだし、栄養バランスが良いから食べて欲しかったのですが、あまり食いつきがよくありません。魚より肉の方が好きなようです。
アボダームの猫缶はツナ&カニの他にもチキン・フィッシュ・サーモン味が販売されています。他の味を試してみたら好みの味があるかもしれません。
アボカドが入っていることも好き嫌いが分かれる理由となりうるため、その場合はブランド自体を変える必要があります。好き嫌いに関してはなるべく好きな味を覚えて試すしかないので、残した理由が何かを探ると良いですね。
スープだけ舐めたのなら味ではなく、食感が苦手だった可能性もあります。
4位.アニモンダ 猫 カーニーオーシャン (ホワイトツナと牛肉) 80g缶
編集部おすすめ商品 | ||
原材料の安全性で選ぶ | ヒューマングレードの材料・人工添加物/保存料不使用 | |
生産工程の安全性で選ぶ | タイ原産・IFS / BRC品質基準をクリア | |
機能性の高さで選ぶ | 総合栄養食に値するもの・低カロリー | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質11% | |
対象年齢の幅で選ぶ | 全年齢対応 | |
価格で選ぶ | 440円 |
人間の食品加工の技術を生かした鮮度の良さが魅力の猫缶
アニモンダはheristo AGのグループ会社で、heristo AGは小さな肉屋から始まっています。現在では食品業界でも有数の企業となりましたが、ペットにも人間と同様に新鮮な材料を使用した高品質なものを食べさせたいという考えから製造されています。
ほとんどの製品をドイツで生産していますが、カーニーオーシャンのシリーズは魚類が主原料なので、新鮮な魚が獲れるタイでそのまま加工まで行っています。
アニモンダは総合栄養食という呼び方はしませんが、必要カロリーを摂取すれば健康上大きな問題はないことから総合栄養食に値するものと言えます。
アニモンダ 猫 カーニーオーシャン (ホワイトツナと牛肉) 80g缶の良い口コミ

50代会社員
夏場でも良く食べる
夏場は毎年夏バテするのか脱水気味になるようで、食欲が落ちる年が多いです。でもこの猫缶に変えてからは夏バテとは無縁になりました。
夏は熱中症とまではいかなくても、夏バテをして食欲不振や嘔吐の症状がでる場合もあります。悪化する前にフードで対策ができるのであれば良いですね。
猫缶は水分量が多いため脱水のリスクも軽減されます。ドライフードに比べて匂いが強く、食欲を刺激して食欲不振であっても口にすることもあります。食べてくれれば症状改善につながる場合もあるので少量を与えてみるのがおすすめです。
室内にいても毎年猛暑が続いていることや、日本の高温多湿の気候も夏バテの原因として考えられています。まだ熱さを強く感じない梅雨時期から与えていると夏バテになりにくいでしょう。
アニモンダ 猫 カーニーオーシャン (ホワイトツナと牛肉) 80g缶の悪い口コミ

30代パート
細長いものが入っています
他のシリーズは食べるのですが、これは半分以上残しました。フードの中に細長いものが多数入っているのは何の材料なのか疑問に感じました。
この猫缶は、ホワイトツナ・牛肉・煮汁のみのとてもシンプルな材料です。細長いものということは、ツナか牛肉のほぐした繊維でしょう。原材料自体に不明瞭なものはないですし、ヒューマングレードの材料なので問題はありません。
アニモンダのフォムファインステンは肉類がメインで、ラフィーネはソースがかかった嗜好性の高さが魅力の製品です。カーニーオーシャンとはまた違った味わいになるので、好みによっては食べない場合もあるでしょう。
5位.ジウィピーク 猫缶 NZマッカロー&ラム 85g
編集部おすすめ商品 | ||
原材料の安全性で選ぶ | 遺伝子組み換え不使用・人工添加物/保存料不使用 | |
生産工程の安全性で選ぶ | ニュージーランド原産 | |
機能性の高さで選ぶ | 皮膚被毛・関節の健康維持 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質10.5%・3つの国際業界規制をクリア | |
対象年齢の幅で選ぶ | 全年齢対応 | |
価格で選ぶ | 490円 |
消化吸収率95%以上で少量でも栄養が摂取できる猫缶
ニュージーランドの自然でストレスなく育てられたお肉を贅沢に使用していることで、消化吸収率を高めました。栄養価を損なわないエアドライ製法を採用しているのも、栄養価が高い理由です。
穀物や豆類を一切使用せず、お肉の他には緑イ貝を使用しています。緑イ貝にはオメガ3と6の皮膚被毛の健康維持につながる成分だけでなく、グルコサミン・コンドロイチンも豊富に含まれており、関節の健康維持にも期待ができます。
AAFCO・USFDA・NZFSAの3つの国際基準をクリアしている栄養バランスの良い高品質な猫缶です。そのため、値段は非常に高いです。
ジウィピーク 猫缶 NZマッカロー&ラム 85g の良い口コミ

50代パート
高いですがその分安心
栄養面を考えるとなるべく栄養価が高いものを与えたいと思っていました。ジウィピークは安全性も保障されていて安心できます。高くても続けたいと思います。
価格が高く継続するのは大変という声もありますが、安くても粗悪な材料を使用したものを食べて体調が悪くなってしまったら意味がありません。最終的に医療費が高くなる場合もあるので、健康を維持するのが大切です。
ジウィピークは栄養バランスも整っていて、安全性も高いため安心感がありますね。ウェットフードなので、メインはドライフードにして経済的に無理のない頻度で与えると良いですね。
ジウィピーク 猫缶 NZマッカロー&ラム 85g の悪い口コミ

40代会社員
独特の生臭い感じがします
食欲が落ちてきてしまい、高いとは思いましたが栄養価を重視して購入しました。でも緑イ貝なのか生臭い匂いがして好まないようです。
ジウィピークの猫缶には、主原料であるラムの内臓も丸ごと入っています。匂いが強いものが入っていると、どうしても生臭く感じるようです。野生の頃の猫は内臓も食べていましたが、現代ではキャットフードを食べることが当たり前なので食べ慣れないようですね。
内臓が入っている方が栄養価は高いため食べてもらえると良いですが、食べない場合はよく食べる猫缶に戻しましょう。給餌量を食べるものでないと栄養バランスが崩れる可能性があるので注意が必要です。
6位.アイシア 黒缶ミニ かつお節入りまぐろとかつお 缶詰 80g
編集部おすすめ商品 | ||
原材料の安全性で選ぶ | 人工添加物/保存料不使用・材料の品質は不明 | |
生産工程の安全性で選ぶ | 人間のツナ缶と同じタイの工場で生産・リコール有 | |
機能性の高さで選ぶ | 一般的な総合栄養食 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質13.9% | |
対象年齢の幅で選ぶ | 成猫用 | |
価格で選ぶ | 70円 |
40年以上続き長年変わらないロングセラーの猫缶
黒缶は歴史が古く、1977年から製造販売されています。当時も人間の缶詰を製造する工場で生産され、食いつきの良さから人気が高まりました。現在はタイの工場で製造されていますが、タイはアジア圏の中でも食品衛生に力を入れている国です。
材料に関しての品質が不明瞭でしたが、人工添加物や保存料を使用しておらず、安全性は高い猫缶です。別製品のトッピングが違っていたというリコールはありましたが、品質に関係するものではないことから、一定の基準をクリアした品質だと言えます。
赤身魚にこだわっているおり、タンパク質が圧倒的に高いのも魅力です。
アイシア 黒缶ミニ かつお節入りまぐろとかつお 缶詰 80gの良い口コミ

30代会社員
オリゴ糖が嬉しい
食いつきも良く、オリゴ糖が入っていてお腹にも良さそうです。今のところ健康な便が出ています。
黒缶は食物繊維が入っていない分、オリゴ糖を配合しています。オリゴ糖は善玉菌の餌となってくれるので、腸内環境が整って健康的な良い便が出るようになります。さらにウェットフードは水分が多く含まれており、便の状態が良くなる場合もあります。
水分摂取量が減ると便が硬くなってしまうため、排便に時間がかかったり、上手く排出できずに便秘となることもあります。腸内を整えるための成分がはいっている猫缶だと、与えやすいですね。
換毛期は特に毛を飲み込む量が増えまず。健康的に便が出るように腸内環境を整えるのは大切です。
アイシア 黒缶ミニ かつお節入りまぐろとかつお 缶詰 80gの悪い口コミ

50代主婦
すぐに飽きてしまいました
好き嫌いは少ないですが、飽きてしまって食べなくなりました。価格が安い理由というのが、品質が悪いせいではないのかも気になるところです。
猫のフードに関して調べていくと、良くない食材を使用しているといった情報が出てくることがあります。しかし、黒缶に関しては主原料となる赤身魚の他はオリゴ糖・ミネラル類・ビタミン類とシンプルなものです。
原材料表示が明瞭で、品質には問題がありません。人工添加物や保存料も使用していないため、安心して与えて良いでしょう。
好き嫌いに関しては魚の風味が強いものなので、飽きてしまう場合もあります。他の味を試してみるかチキンなどの肉ベースに変えると良いですね。
7位. FORZA10 エブリディビオ ビーフ 85g
編集部おすすめ商品 | ||
原材料の安全性で選ぶ | IFOAMの基準をクリアしたオーガニックフード | |
生産工程の安全性で選ぶ |
ISO90001を取得した自社工場で製造 |
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機能性の高さで選ぶ | 一般的な総合栄養食 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質9.5% | |
対象年齢の幅で選ぶ | 成猫~シニア猫 | |
価格で選ぶ | 310円 |
第三者機関にオーガニック認定を受けたこだわりの猫缶
FORZA10は療法食の製造販売も行っており、猫にとって必要な栄養をしっかりと研究しているメーカーです。自社で仕入れから販売までの管理を一括して行っているので、安全性には自信があります。
安全性は実際に規格基準をクリアするなど目に見える形でも証明されています。タンパク質量は多いとは言えませんが、必要な栄養はしっかりと摂取できます。
オーガニックフードなので価格は高めですが、対象年齢も幅広く普段使いもしやすい猫缶です。
FORZA10 エブリディビオ ビーフ 85gの良い口コミ

20代会社員
ようやく見つけました
安全で栄養価も高そうな猫缶を探していました。好き嫌いが多いからこれはどうかなと不安でしたが、良く食べてくれて安心しました。
FORZA10は療法食の方が有名で、総合栄養食の猫缶に関しての口コミは少ないですが、それでも食いつきが良いという声はあります。本来猫は肉食なので、やはりビーフが主原料のものは食いつきは良いのでしょう。
好き嫌いが激しいと食べられるものが限られますが、それでも安全性と栄養バランスはしっかりとしたものを選びたいならこの猫缶がおすすめです。穀物不使用でアレルギーにも配慮されており、毎日の食事としても与えやすいですね。
FORZA10 エブリディビオ ビーフ 85gの悪い口コミ

40代会社員
舌が肥えてしまった
FORZA10自体は食いつきも良くとても高評価です。でも、価格が高いから頻繁にはあげられません。それなのに舌が肥えてしまい、正直困りました。
栄養バランスも整っていて、食いつきも良いフードは気に入ってくれると、とても助かります。しかし、価格が高い猫缶なので毎食のように与えるのは金額的に難しいこともあるでしょう。
舌が肥えてしまうとなかなか安いフードに戻すのは大変ですが、FORZA10はあくまでもご褒美にして、似たような食感や味のものを探すと良いですね。始めから高いものを試してそのフード気に入ると、他のものを食べなくなる場合もあります。
猫が気に入った場合に継続できるかも検討する必要があります。
8位.YARRAH(ヤラー)チキンと魚のキャットチャンク 猫用 100g
編集部おすすめ商品 | ||
原材料の安全性で選ぶ | オーガニック認定・人工添加物/保存料不使用 | |
生産工程の安全性で選ぶ | 情報を開示できるよう製造工程を追跡可能・ISO22000取得 | |
機能性の高さで選ぶ | 一般的な総合栄養食 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質10% | |
対象年齢の幅で選ぶ | 全年齢対応 | |
価格で選ぶ | 300円 |
オーガニック認定の他にも多くの認定を受けているブランドの猫缶
ヤラーは4つのオーガニック認定の他に、衛生面を含める食品安全の国際規格となるISO22000などの全部で6つの認定を受けています。与える側として規格基準の認定が多いというのは安全性が分かりやすくて良いですね。
さらに、製造工程においても追跡ができるように徹底的に管理しています。安全性はトップクラスで栄養バランスも良いですが、価格としてはやや高めという程度です。今までオーガニックフードを与えたことが無い場合でも、手が出しやすい良心的な価格です。
YARRAH(ヤラー)チキンと魚のキャットチャンク 猫用 100gの良い口コミ

30代会社員
肉団子のあんかけのようです
うちの猫は少し温めてとろみを感じる状態が好きなようで、見た目は肉団子にあんかけをした感じです。風味も良くなるせいかガツガツと食べています。
猫が食べにくいフードの場合でも、少し温めたりお湯でといたりすると食欲が刺激されて食べてくれることもあります。この猫缶は、少し粒感のあるものにとろみが絡んでいるような質感です。
粒感のあるものが苦手な場合でも、とろみの部分を舐めるようなら粒を潰してみると食べる場合もあります。好き嫌いが多い猫でも食べやすくなるような工夫がしやすく良いですね。
YARRAH(ヤラー)チキンと魚のキャットチャンク 猫用 100gの悪い口コミ

40代主婦
好き嫌いが分かれます
3匹いて1匹は良く食べます。残る2匹はしぶしぶ食べてみたものの、美味しくなかったようで残してしまいました。品質がいいだけに残念です。
オーガニックフードなので、自然な香りのするフードであることは間違いありません。今まで食べていたものが添加物によって嗜好性を高めているものだった場合は、食べない場合もあります。
猫はグルメです。好き嫌いはどんなフードでもありますが、味が好みでないのであれば変えるしかないでしょう。健康に良いものをあげたいという気持ちは大切ですが、猫が良く食べるというのは必須条件です。
猫が食べてくれる中で、安心できる良いフードを選びましょう。
9位.ソリッドゴールド ブレンドツナ缶 170g
編集部おすすめ商品 | ||
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原材料の安全性で選ぶ | 人工添加物/保存料不使用・USDA/FDAの基準をクリア | |
生産工程の安全性で選ぶ |
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タイ原産・リコール有 |
機能性の高さで選ぶ | 一般的な総合栄養食 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質13%・AAFCOの基準をクリア | |
対象年齢の幅で選ぶ | オールステージ | |
価格で選ぶ | 380円 |
アメリカで初めてナチュラルフードを販売したブランド
ソリッドゴールドの歴史は30年以上にもなり、常に自然な食材を使用して本物の味を追求しています。人工添加物や保存料も使わず、穀物アレルギーにも配慮されたプレミアムフードです。
原材料や栄養バランスに関しては基準値をクリアしている安心感がありますが、リコールがあったのが気になりますね。リコールの内容はフードの入れ違いでした。製品の品質ではありませんが、安全性としての評価は低めです。
しかし、全年齢に対応しており、安定して人気があるブランドなので、実店舗での取扱いがあるのはメリットです。
ソリッドゴールド ブレンドツナ缶 170gの良い口コミ

30代会社員
人間のツナ缶のような香り
猫が5匹いますが、ツナ缶のような美味しそうな香りに釣られて、皆完食してくれました。好き嫌いが多い猫もいたので良かったです。
主原料はツナで、ツナだけでは足りない栄養分をタピオカでんぷんなどで補っています。本物の味にこだわっているためツナの風味が良く感じられるようです。人工添加物による香りづけはありませんが、嗜好性が高く人気の猫缶です。
高タンパク質なので、子猫からシニア猫まで対応していて多頭飼いでも与えやすいです。さらにグレインフリーなソリッドゴールドは多頭飼いで穀物アレルギーの猫がいてもフードを変える必要がないのもメリットです。
ソリッドゴールド ブレンドツナ缶 170gの悪い口コミ

40代主婦
下痢をしました
美味しそうに食べてくれたのに、合わなかったようです。下痢をしてしまったので継続はありません。
フードを変えると消化不良を起こすことがあります。下痢が続くと脱水の危険もあるため、下痢が続く場合はフードを元に戻す必要があります。消化不良となりにくい与え方としては、ドライフードと同様に少量ずつ増やしていくのが良いです。
この缶は大容量なので、容量の少ない85gのものをドライフードに少量混ぜるようにして変えていくと消化不良のリスクが少なく、廃棄のロスも少ないです。
10位.ヒルズ サイエンス・ダイエット ウェット シニア7歳以上 チキン缶詰
編集部おすすめ商品 | ||
原材料の安全性で選ぶ | 自然素材使用・合成香料/保存料不使用・着色料は使用 | |
生産工程の安全性で選ぶ | 適正製造規範に順守・出荷前の品質確認 | |
機能性の高さで選ぶ | 皮膚被毛・目と心臓の健康維持 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質8% | |
対象年齢の幅で選ぶ | 7歳以上のシニア猫用 | |
価格で選ぶ | 110円 |
世界最大級の研究施設を持つメーカーの猫缶
ヒルズはフードの種類が豊富で、猫の身体に起きやすいトラブルに対応した療法食を製造していることでも知られています。アメリカには世界最大級の研究施設があり、そこで一緒に暮らす猫の嗜好や健康状態などを見ながら商品開発されています。
着色料を使用しているのが残念ではありますが、材料へのこだわりがあるというのは安心です。タンパク質量はやや少なめですが、シニア猫に合わせた栄養はバランスよく配合されています。
価格が安いので試しやすいのもメリットですね。
ヒルズ サイエンス・ダイエット ウェット シニア7歳以上 チキン缶詰の良い口コミ

30代会社員
安いし食べてくれて満足
高齢猫になり、歯が抜けてドライが食べにくそうなので柔らかめを選びました。食べやすいのかしっかり食べきります。まとめ買いしたら安くなるのも良いですね。
歯が抜けてくるとドライフードを噛むことが難しくなるため、口腔内トラブルがある猫にはパテタイプが良いようです。シニア猫になると運動量も減り食欲も落ちてきます。食べきってくれるお気に入りのフードは重宝しますね。
ヒルズは実店舗での販売も多く、ネット通販ではまとめ買いをすると1缶で買うよりもお得になるのも人気の理由です。ただし、まとめ買いの方が安くても、初めての場合は食べないリスクもあるので、初めは1缶だけ試しに購入しましょう。
ヒルズ サイエンス・ダイエット ウェット シニア7歳以上 チキン缶詰の悪い口コミ

40代パート
あまり好みではない様子
粒感は全くないムースのような猫缶です。あまり好みではないようで、出されたら少量を仕方なく食べるという感じです。それでも食べられる猫缶が少ないから与えています。
食感の好みは猫によって違うので、パテタイプが好みでない場合は与えるのが大変です。パテタイプが苦手な猫は食感がある方が良いのかもしれません。ドライフードにしっかり混ぜ合わせてあげると良いですね。
食感が感じられてウェットフード特有の風味も感じられ、食いつきが良くなる可能性もあります。それでも食べない場合は、かつお節などのトッピングをするのも有効です。
11位.アルモネイチャー 猫 ウェット デイリーメニュー まぐろとチキン入りお肉のムース 85g缶
編集部おすすめ商品 | ||
原材料の安全性で選ぶ | ヒューマングレードの材料・人工添加物/保存料不使用 | |
生産工程の安全性で選ぶ | 安全基準の評価はなし・リコールあり | |
機能性の高さで選ぶ | 一般的な総合栄養食 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質9.5% | |
対象年齢の幅で選ぶ | 成猫用 | |
価格で選ぶ | 200円 |
世界で初めて100%のナチュラルフードを販売したブランド
イタリアに本社を構えており、ヨーロッパなど世界30ヶ国で販売されているプレミアムフードです。
ペットフードの基準が厳しいイタリアで製造されているので、品質は良いでしょう。しかし、具体的にどの基準をクリアしたかの情報はありません。リコールがあったのも気になるところです。
ヒューマングレードの食材を使用していることも人気の理由で、ヨーロッパのナチュラルフードのウェットフード部門では1位となっています。プレミアムフードとしては価格が安いですが、ネット通販のみの販売です。
アルモネイチャー 猫 ウェット デイリーメニュー まぐろとチキン入りお肉のムース 85g缶の良い口コミ

40代主婦
シンプルで安心
アルモネイチャーは価格が安いのに安全性が高いので気に入っています。余計なものも入っていないし、猫の食いつきも良好です。
肉類と魚類が主原料で、他は栄養バランスを整えるために少量入っている程度です。とてもシンプルな材料なのは安心できますね。人工添加物も不使用で、ヒューマングレードの食材を使用しているため、猫に与える前に味見することもできます。
味見をするのを習慣にしておくと、猫の好みが分かりやすくおすすめです。パテのように見えますが、それよりも柔らかいムースのような質感も人気のようです。アルモネイチャーはドライフードと混ぜ合わせることを推奨しているので、混ぜやすい形状になっているようです。
アルモネイチャー 猫 ウェット デイリーメニュー まぐろとチキン入りお肉のムース 85g缶の悪い口コミ

30代会社員
水分少なめ
食べないわけではありませんが、油分と分離していて混ぜてあげても水分が少なく、パサパサした印象です。価格が安いのに残念です。
ムースのようなふんわりとした質感は水分が少なく見えるようです。実際に数値としては81%も水分が配合されているので、水分量が他の猫缶と比べて極端に少ないということはありません。
ウェットフードはどの商品も油と分離しやすいため、しっかり混ぜる必要があります。どうしても水分が少なく感じる場合は、少量のお湯でといてあげても良いでしょう。
12位.モンプチ 缶 成猫用 あらほぐし仕立て ロースト若鶏 85g
編集部おすすめ商品 | ||
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原材料の安全性で選ぶ | 着色料使用 | |
生産工程の安全性で選ぶ | 韓国やアメリカで製造・規格基準は不明 | |
機能性の高さで選ぶ | 一般的な総合栄養食 | |
栄養バランスの良さで選ぶ | タンパク質11%以上 | |
対象年齢の幅で選ぶ | 成猫用 | |
価格で選ぶ | 80円 |
コスパが良く高タンパク質な猫缶
モンプチは店頭販売が多く、で手に入れやすいのがメリットです。この猫缶は、総合栄養食として毎日の食事に与えられます。種類は食感が違うタイプも含めて全部で18種類もあります。高タンパク質なので猫の好む栄養バランスとなっています。
しかし、安全性には疑問を感じる部分があります。原材料に着色料が使用されていることや、製造が韓国の可能性があるというのも安全性が高いとは言えません。
モンプチ製品自体のリコールはないことや、猫の食いつきが圧倒的に良く価格も安いことを考えると、試してみる価値はあります。
モンプチ 缶 成猫用 あらほぐし仕立て ロースト若鶏 85gの良い口コミ

30代パート
良く食べてくれます
ちょっと贅沢というコンセプトが分かる豪華な感じでした。とろみがありしっかりと素材の形が残っているから、猫が嬉しそうに食べました。
元々猫は肉食なので、素材の食感が残るものの方が本来の食事に近いです。あらほぐしで素材の食感が感じられたことが、食いつきの良さにつながったと思われます。とろみのあるスープがあることで、風味が広がりやすく食欲を刺激します。
総合栄養食は完食してくれると必要な栄養がしっかり摂取できて良いですね。体調が悪い時でもとろみスープは人気が高いので、水分摂取の目的として常備しておくのもおすすめです。価格が安い猫缶は好き嫌いの多い猫でも試しやすいです。
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やはり添加物は気になります
一度知らずにあげてしまいましたが、食いつきは抜群でした。価格が安いから時々はあげますが、着色料が気になるのでなるべく避けるようにはしています。
着色料は添加物の中でも発がん性が確認されていることもあり、避けた方が良いとされています。添加物はどれも食材に配合して良い分量の規定があります。猫缶に含まれている着色料も微量です。
しかし、実際に長年食べ続けて身体に影響がないかと考えるとNOとも言い切れないですね。気になる場合には避けるべきでしょう。
価格が安いので水分摂取のためや、食欲が落ちているときに与えるくらいなら問題がなさそうです。普段のフードとは使い分けがおすすめです。
猫缶のメリット・デメリット

- 嗜好性が高い
- 水分量が多い
- コミュニケーションとしても使える
- 価格が高い
- 歯垢がつきやすい
- 保存がきかない
猫缶にはメリットだけではなく、デメリットもあります。ウェットフードは風味が良く嗜好性が高いので、ご褒美などのコミュニケーションとしても使えるのがメリットです。
猫は普段から水分摂取量が少ないため、猫缶にすることで食事からも水分を摂取できます。泌尿器トラブルや脱水のリスクを軽減してくれるのも良いですね。
しかし、保存がきかず価格が高いことや、柔らかい食事のため歯垢がつきやすいのがデメリットです。メリットとデメリットを把握してフードを選ぶようにしましょう。
猫缶のメリット
嗜好性が高い
猫缶はドライフードに比べて嗜好性が高く、ほとんどの猫は猫缶が好きです。風味が強く食欲が刺激され、食感も柔らかくて食べやすいため完食する場合も多いです。
嗜好性が高いため飽きにくく、同じフードを与え続けられることもメリットです。もし飽きてしまった場合でもドライフードと違って食感の違いが感じやすく、パテタイプやシチュータイプなど種類が豊富です。
味の種類も豊富なのでいろいろ試してみると好き嫌いが多かったり、食べ飽きやすかったりする猫でも食べてくれるフードがあるでしょう。飽きてしまったドライフードのトッピングとしても便利です。
嗜好性が高いフードだと、体調が悪い時でも口をつける場合もあります。普段から好きな猫缶を定期的に与えておくとスムーズです。
水分量が多い
猫缶は水分量が多いので、下痢や嘔吐などによって脱水の危険性があるときでも与えられるフードです。シニア猫の場合は喉の渇くという感覚が鈍くなります。特に水分摂取量が少なくなり脱水が起きやすいです。猫に直接水を飲ませるのは難しいため、水分量の多いフードを食べてもらえると脱水の危険性が減ります。
また、猫に多いとされる泌尿器のトラブルは水分摂取量が少ないことも関係しているといわれています。水分摂取量が少ないと尿が濃くなり、結石ができやすい環境になります。
脱水や泌尿器トラブルのリスクを減らすためには、水分量の多い猫缶を与えると良いでしょう。普段から水を飲む頻度が少ないと感じる猫の場合は、猫缶を与える頻度を増やしてあげると良いですね。
コミュニケーションとしても使える
猫缶は嗜好性が高いため、コミュニケーションとしても使うことができます。猫缶の味を覚えた猫は、缶詰の音がするだけでも寄ってくる場合もあります。それほど好きなフードなので、猫とのコミュニケーションに有効に活用しましょう。
猫は臆病なので病院へ行くことがストレスになります。しかし、病院へ連れて行かないわけにもいきません。疲れをねぎらう意味を込めて、病院へ行った後のご褒美として猫缶を与えるのがおすすめです。ルーティーンを覚えてくれれば、病院へ行くストレスも軽減されます。
来客が多かった時にもストレスを感じやすいです。ストレスを感じた時のご褒美としてだけではなく、特別な日の食事としても良いですね。猫缶を使って積極的に猫とコミュニケーションをとりましょう。
猫缶のデメリット
価格が高い
猫缶はドライフードに比べて1食当たりの金額が高いです。毎日与えると考えるならドライフードが良いでしょう。しかし、猫缶は毎日与えるよりも、水分をとらせたい時やご褒美などの目的で使うのがおすすめです。
1食当たりの金額で見るだけでなく、ひと月の食費を総合的に計算して割り当てると良いですね。
しかし、猫缶しか食べない猫の場合、どうしても食費は高くなってしまいます。その場合はまとめ買いをしたり、大容量のものや賞味期限間近で安くなっているものなどを購入して、食費を削減すると良いですね。
経済的負担が大きい猫缶はおすすめできません。与える頻度や量によっても変わるため、しっかりと計算して無理のない価格のものを選びましょう。
歯垢がつきやすい
ドライフードと比べて、ウェットフードは柔らかく歯垢が付きやすいです。歯磨きを頻繁にできる場合にはウェットフードがメインでも良いですが、猫に歯磨きをさせるのは難しいです。
年齢を重ねるにつれて歯肉炎となる猫が多いと言われています。できれば歯肉炎の原因である歯垢のつきにくいドライフードをメインにすると良いでしょう。しかし、歯肉炎となってしまって傷みがある場合は、ドライフードは硬いので嫌がる場合があります。その場合はウェットフードでも問題ありません。
歯周病などの口のトラブルにならないよう、できることなら歯磨きをしましょう。どうしても嫌がってしまう場合には、歯垢が取れるおやつやおもちゃも販売されているので上手く活用してください。
保存がきかない
ウェットフードの場合は、開封してしまうと賞味期限が非常に短いです。ドライフードは保存状態が良ければ1ヶ月程度あるのに対し、ウェットフードは開封したらその日のうちに食べきるのが基本です。
保存がきかないということは、猫が食べなかった場合には廃棄するしかありません。小食の猫や好き嫌いの多い猫は特に廃棄のリスクが高いです。せっかく買ってきたフードを廃棄するのは金銭的にも無駄だし、もったいないですね。
ウェットフードを与えるのにもメリットがあるので、廃棄のリスクが少ないように工夫しましょう。多頭飼いでない限りは大容量のものは買わないことや、小食の猫には少量でも栄養がしっかり取れるような給餌量の少ないものにするのがおすすめです。
猫缶の選び方・基準

- 原材料の安全性で選ぶ
- 生産工程の安全性で選ぶ
- 機能性の高さで選ぶ
- 栄養バランスの良さで選ぶ
- 対象年齢の幅で選ぶ
- 価格で選ぶ
猫缶の選び方は、大きく分けて安全性・栄養バランス・価格の3つの項目をバランスよく満たしているものがおすすめです。
安全性は原材料を見るだけでなく、製造工程なども調べて不安な要素がないかを知ると安心です。栄養バランスは高タンパク質がおすすめですが、さらに機能性がプラスされたものだと猫に合わせて体調を管理できて良いです。
しかし、安全性と栄養バランスが特別優れていると思っても、価格が高くては与え続けるのが難しくなります。経済面で負担にならないようにすることも大切です。
原材料の安全性で選ぶ
原材料がどこから仕入れられていて、どんな材料が使われているのかが詳しく紹介されているものほど安全性が高くて安心です。
こだわりの強いブランドはオーガニック認定を受けるなど、原材料に入っている鶏や魚などの飼育段階から安全性にこだわるものもあります。他にも製造前の仕入れの段階でも酸化防止剤などの人工添加物を使用しないのものも安全性が高いと言えます。
見えない部分だからこそ情報をオープンにしていたり、規格基準をクリアしているものは安全性が高いフードです。
さらに、安全性はリコールがないかを調べることも大切です。リコールが起きても改善されるので危険性はないと言えますが、できることならリコールのないブランドの方が安心ですね。
生産工程の安全性で選ぶ
どういう工場で生産されて品質管理はどうなっているのか、は原材料と同様に見えない部分です。オープンにしているブランドは安全性が高いと言えます。
仕入れから製造販売までを一貫して管理する自社製造のブランドは、品質の管理が徹底されているため安全性が高いです。
自社製造でなくても、適正製造規範(GMP)やISO9001などの基準をクリアしていることで安全を証明しているブランドもあります。どこの国で生産されているかによっても基準が変わってくるので、原産国についても知ると安全性が分かりやすいです。
原材料と同様にリコールについても調べておくと良いでしょう。どんな理由でリコールになったのかを調べたときに、工場内での不備の場合は生産工程の安全性は低い可能性があります。
機能性の高さで選ぶ
総合栄養食は必要とされる栄養をバランスよく摂取できるのですが、さらに猫の体調に合わせた機能がプラスされていると与えやすいです。
体重管理に適した低カロリーなものや、皮膚・被毛の健康に配慮した成分が入っているものなども販売されています。栄養をバランスよく摂取していても、猫によって健康状態に差が出ることもあるので、体調を見ながら機能がプラスされたものを選ぶと良いでしょう。
ドライフードも機能性の高い種類は健康管理ができますが、ウェットフードでも機能性を重視するのがおすすめです。ウェットフード自体、風味が強く柔らかくて食べやすくて嗜好性が高いです。
猫にとって食べやすいフードということは、体調が悪くなった時でも与えやすい側面があります。普段からお気に入りのフードで健康管理していると、食欲がないときでも食べさせやすいですね。
栄養バランスの良さで選ぶ
猫に適した栄養バランスは高タンパク質・低炭水化物です。タンパク質は猫の身体を健康に保つために欠かせない栄養素です。骨や筋肉だけでなく、皮膚被毛の健康維持にも関係してきます。
高タンパク質なフードは猫が好むフードともいわれているので、食いつきの良さも期待できます。ウェットフードは嗜好性が高いですが、それでも好き嫌いをする猫の場合は高タンパク質なフードを選んでみると食べる可能性があります。
食欲が落ちて食事量が減ってくるシニア猫でも、高タンパク質なフードなら栄養バランスが崩れることがなく、おすすめです。
しかし、高タンパク質なフードは、腎臓病の場合悪化させてしまう可能性もはらんでいます。与えるときには注意が必要です。腎臓病の疑いがある場合は獣医師に相談しましょう。
対象年齢の幅で選ぶ
対象年齢は多くの場合、子猫・成猫・シニア猫に分かれていることが多いです。さらに18歳以上の超高齢猫向けのものもあります。対象年齢の幅が広いと、猫が食い飽きない限りは同じフードを与えていても問題ありません。
多頭飼いでフードを分けるのが難しい場合や、猫がフードを気に入ってそのフードしか食べない場合でも年齢を問わないものだと同じものを与え続けても問題ありません。
フードを変えたときに消化不良を起こす可能性があるので、長い期間、同じフードを与え続けられるのは猫にとってリスクが少ないと言えます。総合栄養食の中でも年齢の幅が広いものは栄養価が高いものが多いため、対象年齢の幅は広いものがおすすめです。
成猫~シニア猫や全年齢対応と記載のあるものを選びましょう。
価格で選ぶ
栄養バランスや安全性を考えて健康に良いものを与えたいというのは大切なことです。しかし、食事は毎日の食べるのであまりにも経済的に負担となるような価格のフードはおすすめできません。
ウェットフードは、総合栄養食であっても毎食与えるのではなく、ドライフードに混ぜ込んだりご褒美として与える場合が多いですが、それでも価格が高いものは負担が大きくなります。毎月の食費の予算を決めて、その中でやりくりができる価格のものを選びましょう。
猫がフードを気に入ってそのフードだけしか食べなくなることもあります。最初は手ごろな価格のものから試すと良いですね。猫のお気に入りのフードでしっかりと健康管理ができるものがおすすめです。
猫缶に関するよくある質問を編集部が解説!

Q1.猫缶の保存方法はどうしたら良いですか?
猫缶は未開封の状態なら2~3年程度保存できます。しかし、開封してしまうと水分量が多いので傷みやすいです。開封した場合は、密閉できる容器に移し替えて冷蔵庫で保存しましょう。猫缶自体にラップをして保存すると変色や酸化の原因になるためおすすめできません。
密閉容器に移したとしても、なるべくその日のうちに使い切るように調整しましょう。小食の猫の場合は給餌量が少なくても栄養が摂取できるものだと食べきりやすいですね。
冷蔵庫で保存した場合、与える際に少し温めてあげると猫の食べやすい温度になります。常温が一番好む温度なので温めすぎにも注意が必要です。
Q2.ドライフードだけではダメですか?
猫の食事のメインとするのはドライフードがおすすめです。粒が硬いので歯垢が付きにくく、歯肉炎などのリスクを軽減できると言われています。開封後の保存もウェットフードより長くできることや、価格が安いものが多く経済的負担が少ないのもメリットです。
しかし、ドライフードは好き嫌いの多い猫は好まない場合があります。ウェットフードは風味が強くて食べやすく猫の嗜好に合っているため、ドライフードを食べない場合にはウェットフードのみでも良いでしょう。
また、ウェットフードは体調が悪い時でも食べやすく、薬を混ぜても気づかれにくいです。ドライフードと使い分けて与えると良いですね。
Q3.猫缶を食べない場合はどうしたら良いですか?
嗜好性の高いウェットフードなので、猫缶はドライフードに比べると好き嫌いは少ないです。しかし、それでも好みが分かれる場合があります。
まずはどんな猫缶を与えているかを確認して、タイプを変えてみると良いでしょう。食材がそのまま入っているタイプ・パテタイプ・シチュータイプなど猫缶にも種類がたくさんあります。食感が好みではなかった場合にも残すことがあります。タイプを変えるのは有効な手段です。
他にも、原材料のメインの食材を変えてみるのも有効です。魚がメインなら肉がメインのものに変えてみると食べることもあります。
Q4.手作りのご飯を与えても大丈夫?
必要な栄養素をバランスよく摂取できるように計算して手作りをするのであれば問題ありません。しかし、計算することももちろんですが、栄養バランスを考えて調理するのは非常に手間がかかります。
それを毎食のように用意することを考えると、総合栄養食の猫缶を与える方が栄養の偏りを心配する必要もなくて手軽です。ドライフードとは違って猫缶は嗜好性が高くて食べる猫が多いので、手作りをしなくても食べてくれる場合が多いでしょう。
ドライフードの場合は、トッピングとしてささみを茹でたもなどを乗せると食いつきがよくなって良いですね。
Q5.下痢や嘔吐をした場合はどうすれば良いですか?
猫缶を与えた後に体調の変化があった場合は、猫缶自体が合わなかった可能性が高いです。その場合は猫缶が残っていたとしても廃棄して、いつも食べているフードに戻しましょう。
猫缶を食べる前から続いている場合やいつも与えている猫缶だった場合は、食事によって体調が変化したとは考えにくいです。ウェットフード自体は水分量が多いので、下痢や嘔吐の時におすすめです。与える量を調整して様子を見るのも良いでしょう。
しかし、何日も下痢や嘔吐が続く場合は病気の可能性も考えられます。早めに病院で診てもらいましょう。
美味しい猫缶で心も体も健康にしましょう
大切な愛猫には健康に良い猫缶を食べてもらうと安心ですね。しかし、猫が好んで食べていないのなら、猫にとって食事の時間が楽しいものではなくなってしまいます。
猫の幸せな時間を大切にするためには、健康面だけでなく好きな味や食感のものを探してあげるのも大事です。猫の好きな味であることを第一条件に、栄養面・安全性・価格のバランスが取れた猫缶を選ぶと良いですね。
愛猫に合う猫缶を探して、健康で長生きしてもらいましょう。